車検依頼
車検にはさまざまな手順があり、いきなり検査を受けられるわけではありません。
検査を受けるまえに事前にしておくべきこと、準備しなければならないものがあります。
車の状態によっては検査を受けても車検に通らないことがあります。
せっかく受けても検査に通らなければ意味がありません。
車検の更新は必須であり、それなりに時間がかかることもあります。
ここでは民間車検場と呼ばれる指定整備工場での大まかな流れを理解し、どのような手順で進めていけばいいかを知っておきましょう。
まずは予約しなければ車検を受けることはできません。最近ではホームページから予約することができるところがほとんどです。万が一、車検が通らなかったことも考え、車検満了日から余裕のある日程で予約することをおすすめします。
※満了日の直前に予約し、車検が通らなかった場合、車検満了日が切れてしまい車に乗れなくなる可能性があるためです。
金額についてはホームページに掲載されている基本料金表等を確認すれば、見積りを取らずとも、法定費用と検査料金自体はおおよその金額が分かります。追加整。や部品交換等は実際の車を見なければ詳細の金額は分かりません。まだ使えるのに、不要な部品交換や追加整備を行う業者もいますので車検時に立ち合って、車の状態を説明してくれる業者を選べば余計な出費を抑えることができます。
予約した店舗に入庫し、受付を済ませます。
入庫は日付だけでなく、時間も指定することがほとんどです。特に短時間車検を実施している業者等は入庫時間が大幅にずれてしまうとサービスが受けられなくなってしまうため、時間厳守を心がけましょう。
入庫すると、車の問診や車検の説明を受けながら受付を行います。
この時に必要な書類を提出します。
1. 自動車検査証
2. 自動車税納税証明書【継続検査用】
3. 自動車損害賠償責任保険証明書
※必要書類についてはこの後詳しく説明いたします。
整備工場で車検を受ける際には必ず法定57項目の点検を行います。
業者ごとに整備士の技量や知識の違いはありますが、基本的には整備士資格者が実施するため心配はありません。
絶対に車を購入したディーラーがいい等のこだわりがなければ費用面等から業者を決めてもいいでしょう。
法定点検が完了すれば、業者から点検結果の説明を受けます。
交換部品が必要な場合は、どのパーツを交換すればいいのか?追加整備が必要な場合は、どこに不備が見つかったのか?等、細かく説明を受けるので、しっかりと聞いておきましょう。
自身の車の状態を把握することは大切ですし、部品交換や追加整備の金額は場合によってはかなり高額になることもあります。
また、提案された部品交換や追加整備が本当に今すぐ必要かどうかを判断するために、立合い説明を実施している業者を選ぶことも大切です。
点検結果の説明を受けたあと、それに同意すれば説明があった箇所の整備を行います。故障している場合は修理、消耗品や保安基準を満たさない部品の交換を行います。整備は車検においてもっとも時間がかかる作業です。整備にかかる時間は車の状態によって異なります。短時間車検を実施している業者でも時間を要する修理や交換部品のストックがない場合は車検完了が後日になることがあります。
整備が完了すれば、車を検査ラインに通し、必要項目をチェックします。
この作業を完成検査といい、これに適合しなければ車検は通りません。完成検査の結果、OKなら合格となり、不適合になった場合は再度整備を行ってから再検査となります。再検査には費用がかかることがあります。また、整備費を追加される場合もありますし、検査自体にさらに時間がかかり、色々と手間がかかってしまいます。
車検が無事に合格となれば保安基準適合証が交付され、フロントガラスに保安基準適合標章が貼り付けされます。
その時に一緒に点検内容や交換部品などを記入した記録簿も渡されます。これは現在の車の状態を記したものであり、安全性を確かめるための重要な書類です。この書類をもとにスタッフから説明を受けることになりますが、細部まで聞き逃さないようにしましょう。
保安基準を満たしている場合でも全て最低ラインで合格している場合は次の車検までに整備や部品交換を行わないといけない可能性があります。
スタッフから今後のメンテナンスのアドバイスをもらっておきましょう。
最後にかかった費用を支払い、先ほどの記録簿や新しい自賠責保険証書などを受け取って終了です。
しかし、これで車検の全てが完了しているわけではありません。
この時点でフロントガラスに貼り付けてある保安基準適合標章の有効期間は15日間だけであり、それを過ぎると車には乗れなくなってしまいます。新しい更新された車検証を車に積み、新しい車検ステッカーをフロントガラスに貼り付けて車検は完了となります。
新しい車検証・車検ステッカーの受け渡しは業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
車検は車に乗るために必須となり、さらに有効期限(満了日)があります。
どのタイミングで更新が必要かを車検証で確認し、把握しておきましょう。
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